ホリエモンこと堀江貴文さんと尾道の餃子屋さんの入店の際のマスク装着をめぐる押し問答の一件。
双方のSNSでのやり取りは、第三者の人々も多数巻き込み、日本中で知らない人はいないと言ってもいいくらいの大きな騒動となってしまいましたね。
この件が起きたのは2020年9月下旬のことでした。騒動から半年以上経った現在のことについてまとめてみました。
ホリエモンと店主 餃子と防犯カメラ騒動解決に向けて!
ホリエモンさんと餃子店主様の当事者同士は、それぞれ解決に向けての思いを語っていました。まずはここから見ていきましょう。
ホリエモン餃子店主に呼びかける
実は、ホリエモンさんは餃子店主様に向けての思いを発信していました。ホリエモン主演『クリスマスキャロル2020』制作発表記者会見中のことでした。配信開始日は、9月30日です。
配信中、観客の女性(報道陣?)から「餃子好きの女性はどう思われます?」という質問が飛び出しました。
実は、再生後21分30秒に出演者の寺本莉緒さんが、「餃子」と口にしていたのです。その時は、司会の方が慌て気味に「餃子の話は過敏になっているので」とストップをかけたのです。
なので、その質問にもスルーするかと思いきや、ホリエモンさんが自ら話し始めたのです。話しの内容は大体以下の通りです。
- 自分は餃子が好き
- 自分の店で開発した新しい餃子がめちゃくちゃ旨い
- あの店主にも食べて欲しいし、僕はあの店に行きたい
- あのお店とっても美味しそうで、通販で買えるなら買いたい
- 是非皆さん食べに行ってもらって食レポお願いします
これら全ては餃子店主様へのメッセージと言えるものですね。攻撃的な語句もなく、話している様子もとても自然なものに見受けられます。
店主の反応
ホリエモンさんの発言は餃子店主様にもすぐに伝わりました。
ホリエモンさんが発言した翌日10月1日、店主ご自身のブログもアップされました。内容は大体以下の通りです。
- 自分の行き過ぎた言葉遣いで騒動が大きくなってしまったことへの反省
- 上記の堀江氏の発言を受けて、この騒動をおさめたいという堀江氏の気持ちが伝わった
- 自分と堀江氏の、騒動をおさめたいという思いは同じだと分かった
- 今後この騒動を大きくしようという思いは全くなくなった。
ホリエモンさんの思いが餃子店主様にも伝わり、店主様も騒動を終わりにしたいという思いになったことが分かります。
ホリエモンと店主は和解したのか?
ここまでの流れを見ると、双方ともに和解に向けて動いているように見えますね。和解に至ったのかを見る前に、店主様の削除された上記ブログの続きを見てみましょう。
実は、店主様からホリエモンさんに対するお願いが書かれていたのです。
店主様は、自分も過激な表現の投稿を削除するので、堀江氏にもFacebookを始め投稿したSNSを全て削除してほしいとお願いをしたのです。
この後店主様は、ブログに書いた通り該当する投稿を削除しました。一方、ホリエモンさんからは特に反応がなかったです。
10月3日、ホリエモンさんからの反応がない中、餃子店主様はお店の休業をSNSに投稿しました。嫌がらせ電話が後を絶たなく、奥様が体調を崩して営業できないが理由でした。
さらに、10月6日、店主様が有料noteに防犯カメラに写った映像を参考に、一連のやり取りを振り返る記事を投稿しました。過激な言葉や攻撃的な表現は見受けられないものの、一連の騒動に関しての店主様自身のやるせない思いが伝わってくる文章になっています。
沢山の応援ありがとうございました。
支援者のアドバイスで四一餃子で起こった事をnoteにまとめてみました有料記事となりますが見てください。|41gz @41GZ #note https://t.co/Yh2kEiuIEw
— 餃子専門店 四一餃子レベル5 (@41GZ) October 6, 2020
ホリエモンさんと餃子店主様はまだ和解には至っていません。しかし、和解を探る思いはどちらも持っていることが分かりますね。
ホリエモンと店主 クラウドファンディングをめぐって
クラウドファンディングで再起をかけた餃子店主
休業に追い込まれたお店は、営業再開に向けて行動を起こしました。
再開に向け通販体制を整え、対応するスタッフの人件費を確保するために、クラウドファンデイングを始めたのです。これには、2チャンネル開設者のひろゆきさんの勧めもありました。
プロジェクトには支援が殺到し、300万円の目標額を大きく超える約1,500万円が集まりました。プロジェクトは大成功となったのです。店主様は本当に嬉しかったと思います。
本日開店しました。
予約販売開始!
クラウドファンディングの返礼品が終了次第、餃子の発送を開始します。
ネット通販サイトhttps://t.co/0tvWr8wTRK pic.twitter.com/lZ2kqP9nXG
— 餃子専門店 四一餃子レベル5 (@41GZ) February 19, 2021
今年5月には、クラウドファンディングの返礼品の発送をすべて終わらせ、通販と店内無人販売での営業が再開となりました。
また、体調を崩されていた奥様も少しずつ回復され、お店のお仕事を再開することができるようになったようです。
ホリエモン クラウドファンディングへの反応
私は店先で怒鳴られて居た堪れない思いで店を後にしました。さらに何故か私が怒鳴ったことにされて悪者にされて、金儲けのネタにされてさらに居た堪れない思いなんですが。。。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) October 27, 2020
ホリエモンさんは、今回の騒動でご自身の心に傷がついたこと、クラウドファンデイングの件ではお金儲けのネタにされたことに対しての残念な思いを投稿しました。
また、ひろゆきさんとの関係も実質絶縁状態となってしまいました。お二人の対談を楽しみにしていた人も多かったので残念ですね。
ホリエモンと餃子店主 世間の評価は?
餃子店主様には、「頑張ってください」とお店の営業再開を後押しする声が多くなっています。また、お店を救ったヒーローのイメージもあり、ひろゆきさんへの評価も高いです。
一方、ホリエモンさんに対しては、「始めたのはそっち」「中学生みたいなことしていないで」「やりすぎ」など手厳しい評価の方が多く見受けられます。
「どっちも良くない」の評価も見受けられますが、全体的に見ると、ホリエモンさんへの風当たりが強くなっているように見えますね。知名度の高さや影響力の大きさを考えると、判官びいきのようになってしまうのも原因かもしれませんね。
マスメデイアの責任も大きい
双方ともに和解に向けて気持ちが動いていたのに、どうして和解に至らなかったのでしょうか?時系列に沿ってみていくと、一つ気になることがありました。
日付 | 出来事 |
9月30日 | ホリエモンさんが、2020クリスマス・キャロル制作発表会で餃子店主さんへの思いを語る。 |
10月1日 | 餃子店主さん、自身のブログにて、これ以上騒ぎを大きくするつもりはないことを書く。 |
10月1日 | TBS系情報番組「グッとラック!」が、9月30日以前の双方の主張を取り上げた特集を放送した。 |
ホリエモンさんが「みなさんあの餃子屋さんに行ってください」などと呼びかけた翌日、一連の騒動の特集がTVで放送されていたのです。
日本中知らない人がいないと言ってもよいくらいの騒動となってしまっていたので、TVで特集番組が放送されるのは当然だと思います。
しかし、番組内では、ホリエモンさんのこの発言は取り上げられずに、双方の主張の食い違いに焦点があてられていたのです。TVを見た多くの人たちが、双方ともに言い争っている最中との印象をもってしまうのも当たり前ですね。
結果、発信力も影響力も大きいホリエモンさんが何か行動を起こすべきという思いを持ってしまう人が多くなるのも自然の流れではないかと思います。その思いが、ホリエモンさんへのSNS上の非難につながっているのではないでしょうか。
これだけの騒動になってしまった以上、簡単に解決というのは難しいと思います。しかし、双方の和解に向けての思いや行動が、TVで取りあげられたとしたら、現在とは違った変化が出た可能性もありますね。
今回の騒動で株を上げたと評判のひろゆきさんの記事はこちらから。
【ホリエモン 餃子騒動】最新のまとめ
ホリエモンと餃子屋さんの最新情報
アメブロを投稿しました。
『新店舗!』について。#アメブロ #餃子 #新店舗 #冷凍餃子 #無人販売
— 餃子専門店 四一餃子レベル5 (@41GZ) July 10, 2021
最後に、餃子屋さんとホリエモンさんの現在のことについてお伝えしましょう。
7月に入り、餃子店主様は、ご自身のブログとツイッターで24時間営餃の無人冷凍餃子販売店を近々オープン!のお知らせを発表しました。奥様も元気になられたことが書かれてあり、完全復活に向けての動きが本格的になってきたことが伺えます。
おはようございます☔
本日も9時からOPENです🤘
天気は悪いですがパンを食べて気分を上げましょう🍞🎶@takapon_jp @komuginodorei #小麦の奴隷#小麦の奴隷北九州小嶺店#ザックザクカレーパン pic.twitter.com/Np6MZSts1g— 小麦の奴隷 北九州小嶺店 (@dorei_komine) July 9, 2021
一方、ホリエモンさんの方も、自身のオンラインサロンのコミュニティから誕生したパン屋さん「小麦の奴隷」が好調で、早くも5店舗目がオープンしました。
また、最近ではHPVワクチン接種写真をSNSで発信するなど、インフルエンサーとしての存在感は相変わらず抜群です。
炎上騒動から学ぶネット社会で大切なこと
小林礼奈さんが食事をしていたラーメン屋さんで不愉快に感じたことをSNSで発信し、炎上騒動に発展してしまったのは記憶に新しいところです。社会的に知名度のある人がSNSで情報を発信する影響の大きさが改めて明らかになったように思います。
一般人であれ有名人であれ、個人が感じたことをSNSで発信する際には、細心の注意を払うべきです。また、発信された情報もよく考えて受け取ることが大切になります。
そして、発信者はもちろん、情報を受け取る人も、マスメディアに関わる人々も含め情報モラルとメディアリテラシ-能力のより一層の育成こそが今後の課題と言えるのではないでしょうか。
個人の思いを自由に発信可能なネット社会だからこそ、一人一人の情報に対する責任の重さについてもう一度自覚することが大切だと思います。
まとめ
- ホリエモンさんも餃子店主様も和解への思いを持っている。
- 双方ともに和解に向けての行動は起こしていた。
- 残念ながら和解には至っていない。
- 餃子屋さんは、本格営業再開に向けての準備を着々と進めている。
- ホリエモンさんもインフルエンサーとして世間の注目を浴びながら活躍を続けている。
- ネット社会での情報の取り扱いは全ての人が細心の注意を払わなければいけない。
ホリエモンさんと餃子店主様の一連の騒動後の動きを見てきました。和解への双方の思いが早く実現されるといいですね。
ただ、ホリエモンさんも餃子店主様も、それぞれ新しく掲げた目標の達成に向けての取り組みを始めています。私達にできるのは、しっかりと応援していくことではないでしょうか。
ネット社会では、全ての人に情報発信の機会があります。情報を発信する際も受け取る際も、正しく判断して、モラルを持った行動を心がけることこそが、ネット社会の恩恵を受けたよりよい生活につながっていくと分かりました。
ホリエモンさんと、対談経験のある中田敦彦さん、マコなり社長の記事を読みたい人はこちらもお読みください。