2021年7月、ついに東京オリンピックが開催されました。めでたい祭典となるはずが、いまだ猛威を奮う新型コロナウイルス。この戦いの終結はいつになるのでしょうか。
「友人や親に会いたい」「旅行にいきたい」「気兼ねなく外を歩きたい・食事をしたい」など皆さん様々な思いを抱えていますよね。
もう、何も知らないまま振り回され続けるのは止めにしませんか?
今回は、YouTubeで新型コロナウイルス・ワクチンについての最新情報を医師の目線で寄り添いながら教えてくれる「大津秀一」先生についてご紹介いたします。
大津秀一先生とは?
プロフィール
https://youtu.be/OIYjo85avvo
大津秀一先生は1976年生まれ(2021年現在44~45歳)の現役緩和ケア医です。
YouTubeチャンネル登録者は11.3万人(2021年7月現在)。チャンネル名は「緩和ケアちゃんねる・かんわいんちょー」、医師という肩書が少し和らいでいる印象でなんだか可愛らしく感じますよね!
YouTubeのサムネだけを見るとなんか怪しい(すみません…)と思う方もいらっしゃるかもしれません。このような内容のYouTubeはいくらでもありますし、正直何を信じるかは自分次第です。
ただ、YouTubeの内容を見ていただけたら分かる通り、論文などを読み解きながら根拠に基づいた説明をされているので、どうやら信憑性はありそうだ…と感じていただけるのではないでしょうか。
医師としてのお仕事もかなり大変だと思いますが、YouTubeの更新頻度はなんと驚きの2日に1回ペースです!それにTwitterやInstagramなども更新されているので、日々新しい情報を得るために尽力されているようですね。
それでは、大津先生の資格をご紹介いたします。
- 医師(緩和ケア医)
- 緩和医療専門医
- 総合内科専門医
- がん治療認定医
- 日本老年医学会専門医
- 日本消化器病学会専門医
2005年当時「日本一若い緩和ケア医」として京都市の病院に勤務され、その後も様々な病院で経験を積まれた大津先生ですが、現在は「早期緩和ケア大津秀一クリニック」の院長を務めています。
高学歴YouTuberさんの記事はこちら↓
緩和ケアとは?
緩和医療(かんわいりょう、palliative medicine)または緩和ケア(palliative care) とは、生命(人生)を脅かす疾患による問題に直面している患者およびその家族のQOL(Quality of life, 生活・人生の質)を改善するアプローチである。
引用:Wikipedia
緩和ケアは「終末期の患者さんが受ける治療」というイメージがありますよね。
「早期緩和ケア大津秀一クリニック」という病院名の通り、大津先生は早期からの緩和ケアを推奨しています。ただ、これは大津先生だけの意見ではなく国としても「がんと診断された時から」と言っているようなんです。
ご自分や身近な方がつらい思いをされている時、相談できる病院は近くにありますか?「早期緩和ケア大津秀一クリニック」ではオンライン診療も行っているので、日本全国どこにいてもビデオ通話で診療を受けられるそうです。
また、YouTubeでも緩和ケアについて「ご家族が気をつけること」など様々な角度でご紹介しているので気になるものがあるかもしれません。
医師兼YouTuber友利新先生の記事はこちら↓
評判は?
https://youtu.be/9HaeL3KrddA
大津秀一先生の評判も気になりますよね!現在YouTubeでは新型コロナに関する最新情報を頻繁に発信されています。どんな話題でも賛否両論はつきものですが、今回はYouTubeコメントを中心に調べてみました。
- 丁寧な説明でとても分かりやすい
- 先生の解説で冷静になれる
- 化学的な分析で説得力がある
- 正しい判断をするための情報を与えてくれる
- 偏りのない正確な情報で安心する
ご紹介したものはほんの一部ですが、YouTubeのコメント欄は経験談や大津先生への質問で溢れています。何より驚いたのが、コメントをされている皆さんが相当な知識をお持ちだということです。
普段からこのチャンネルを視聴している方が多いのか、一般にはちょっと難しく感じる話題でもしっかりと情報をキャッチして疑問を投げかけたりと、得られた情報を自分の知識として落とし込んでいる様子がうかがえました。これはかなりすごいことです!
批判的な意見も全くないとは言い切れませんが、少なくともYouTube内での批判はさほど見受けられませんでした。コメントに対する返信もあり、不安に思う方々にしっかりと誠実にお答えしている姿が信頼感に繋がっているのではないでしょうか。
話のテンポ・声も聞きやすく、決して意見を押し付けることもせず「判断材料を与えてくれる」という点でも安心して視聴できます。緩和ケアに携わっているということもあり、思いやりが垣間見えるような口調も大津先生のお人柄があらわれているように感じました。
新型コロナに関する最新情報
海外では早くも【点鼻薬】が認可!?
メディアでは昨年から連日「感染者数」が欠かさず流れていたり、過剰に恐怖を煽る報道も多いように感じます。情報に振り回され、分からないまま怖がるのではなく、少しでも良質な情報をキャッチしてみましょう!
この動画は、カナダにある会社が開発しイスラエルで製造したという新型コロナに対する点鼻薬【ENOVID】についての最新情報です。リクエストに応えての動画だったようですが、視聴者の皆さんの情報収集能力が高いことに大津先生も驚いている様子でした!
点鼻薬についてのポイントをいくつかまとめました!
【研究対象:新型コロナ軽症患者】
- 一酸化窒素を産生させる点鼻薬
- 一酸化窒素が新型コロナをブロック・排除
- 1日5~6回、1回2プッシュスプレーする
- 24時間以内にウイルス量が95%減少、72時間以内にウイルス量が99%減少
- 新型コロナだけではなく他の病原体へも効果がある可能性あり
海外での認可の上、まだまだ研究も進んでいるようなので今後の展開も気になります。ただ、抗体治療と比べても安価なようなので、少しずつでも希望の光が見えてきた気がして嬉しいニュースです!コメント欄も喜びの声が溢れていました。
- 安価で服用も簡単!嬉しいニュース!!
- 不安な心が少しずつ救われていく
- 治療薬が身近に感じられるようになった
インドで緊急使用許可が出た!【経口薬】
https://youtu.be/Zcaa89nPNO8
点滴薬・点鼻薬に続き、経口薬(飲み薬)の嬉しいニュースが入ってきました。一時期感染者数が爆発的に増えたインドでの治験結果だそうです。
新型コロナの経口薬【モルヌピラビル】についての情報です。ウイルスの複製を阻害する薬剤のようですが、経口薬であれば服用が簡単でしかも安価だということでかなり期待が持てますね!
経口薬についてのポイントをいくつかまとめました!
【研究対象:新型コロナ軽症患者】
- 1日2回5日間服用
- 5日目のウイルス培養陽性率0%
- 経口薬のため診断後すぐに飲める
- 軽症の新型コロナ患者の80%近くが陰転化(陰性に変化する)
- 5日間の投与終了後全ての方が10~14日後に陰転化
- 中間解析の段階では重大な問題や副作用は認めていない
この経口薬が日本でも認可されたら大きな前進になりそうですね!基礎疾患がありワクチン接種ができない方にも嬉しい情報となったようです。
ワクチン接種による効果
3975人の医療従事者等での研究
ワクチン接種者は
・発症してもウイルス量が少ない
・ウイルス検出期間が平均2.7日(非接種8.9日)
・病気の期間や臥床期間が短い感染性を鈍化させ、患者や同僚などと頻繁かつ密接に接触することでウイルスを感染させる可能性がある医療者等にとって重要な発見と結論
— 大津秀一🍀医師🍀緩和ケア内科🍀早期からの緩和ケア外来🍀院長🍀「どこでも緩和®」で全国対応可 (@shuichiotsu) July 25, 2021
2021年7月現在、優先摂取対象者以外の方も接種券が続々と届いているようですね。ワクチン接種を迷っている方も多いと思いますが、このツイートを見ると少し現実味が増しませんか?
ワクチン接種することで他者への感染のリスクも下げられる
21日以上前にワクチン接種を受けた患者による家庭内感染のリスクは、ワクチン未接種の患者による同リスクより40~50%低い
昨日紹介した「発症してもウイルス量が少ない」「ウイルス排出期間が短い」という研究と併せると理解が深まる
— 大津秀一🍀医師🍀緩和ケア内科🍀早期からの緩和ケア外来🍀院長🍀「どこでも緩和®」で全国対応可 (@shuichiotsu) July 26, 2021
ワクチン接種の必要性についてはいくつか批判的意見もあるそうですが、自分の意見を人に押し付けることがないように配慮することも大切です。あくまでも情報として取り入れましょう!
まとめ
- 現役緩和ケア医
- 丁寧で分かりやすい解説で評判が良い
- 医師目線でのコロナ新情報解説が話題
- 動画視聴者の情報収集能力が格段に上がっている
- コロナ禍を生き抜くための判断材料として知識を提供している
あくまで「判断材料として」というところがポイントにはなりますが、大津秀一先生の解説で各々の選択肢が見えてくるのではないでしょうか。
分からないことを怖がるのではなく、有益な情報を取り入れて判断するために自分自身で勉強をしていくことも大事ですね!
少しでも早く「いつもの日常」に戻れる日がくることを祈りましょう。